心理学実験演習⑦ ミュラー・リヤー錯視について

 産業能率大学(通信制大学)にて認定心理士取得を目指す際の登竜門、心理学実験演習の紹介です。

 自分が参加している学生会等でどんな内容なのか、聞かれて思い出せなくなる前に書き残そうと思い立って書いています。
 自分も参加前や入学前において、サラッとでも紹介しているブログがあったらいいのになと思っていました。

 今回は、心理学実験演習Ⅰの実験1「ミュラーリヤー錯視」について紹介します。
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 簡単に言ってしまえば、ミュラーリヤー錯視図形を用いて、矢羽根(矢印→の広がってる部分)の角度や長さによって、線の長さを判断するのに影響を与えるか、与えないか、与えたとしたらどのような傾向が見られたのかといったことを扱います。
 刺激条件と知覚判断の関連を検討する内容となります。

 先行研究はたくさんあって、両端に内向きの矢羽根を付けた線分では実際よりも短く見えて、両端に外向きの矢羽根を付けた線分では、実際よりも長く見えるということが分かっています。
なぜそう知覚されるのかについては、完全には解明されていないとのことです。

 実際に受講生同士で実験をしてみて、先行研究の結果と同様に知覚されるのかを体験します。

 画像は実験演習時に実際に用いた、ミュラーリヤー錯視図形です。
 実験中に使ったものを写真で撮っておき、実験方法の説明の際にレポートに添付して使用します。

 矢羽根が内向きの方法を標準刺激、反対側に外向きの矢羽根がついている方を比較刺激とします。
 長さが調整できるようになっており、それを一番短い状態から長くしていくパターンと、一番長い状態から短くしていくパターンで実験します。
 実験者が長くしていくor短くしていく過程で、実験参加者は同じ長さだと感じたタイミングで合図して、その合図の際に実験者は長さの変化を止めます。
 記録表にその結果を記録します。

 この実験を始める前に錯視量が大きくなる角度だったり、長さだったりの結果を予測し仮説を立てます。
 また、その仮説を立てた根拠についてもふれます。

 矢羽根の大きさや角度の違いと、長くしていくパターン、短くしていくパターンで結果がどうなったかを記録し、比較してどのような影響を与えていたか考察します。

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 以上の流れを経て、レポートを作成します。
 タイトル、問題(目的や仮説)、実験方法、結果、考察、結論、参考文献と項目立ててレポートにします。
 このレポートに分かり易い図表を用いて説明したり、説明や根拠に用いた参考文献を記したりしながら、筋道を立てた論述ができていれば評価が高くなるようです。
 このあたりは、心理学実験演習のオリエンテーションで詳しく説明してもらえると思いますが、先にテキストやiNetCampusにて配信される資料を見ておくと当日の説明についていきやすくなると思います。
 なお、実際の実験方法は誰がやっても同じ実験になるように詳しく書くように求められます。今回はただのブログなのでざっくりです。
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↓ミュラーリヤーや鏡映描写のことが掲載されています。

教材心理学[新装版]―心の世界を実験する―




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目次(どこに何が書いてあるかリンク集)の記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/509283176.html

心理学実験演習Ⅰ-2 触2点閾についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501377927.html

心理学実験演習Ⅰ-3 SD法についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501388795.html

心理学実験演習⑮ グラフの体裁等及び評価についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501487259.html

心理学実験演習について① 追加履修の記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501276496.html

修得単位数及びGPAの最終結果、学割の紹介の記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/502467063.html

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