心理学実験演習⑫ ストループ効果

 産業能率大学(通信制大学)にて認定心理士取得を目指す際の登竜門、心理学実験演習の紹介です。

 自分が参加している学生会等でどんな内容なのか、聞かれて思い出せなくなる前に書き残そうと思い立って書いています。
 自分も参加前や入学前において、サラッとでも紹介しているブログがあったらいいのになと思っていました。

 今回は、心理学実験演習Ⅱの実験2「ストループ効果」について紹介します。
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 まずはじめに、心理学実験演習を追加履修するとテキスト「よくわかる心理学実験実習」には、ストループ効果は載っていません。
 シラバスを見ると載っているので、先に検索するとどんなものか分かります。
 以下のテキストにストループ効果の実験について記載があります。

認定心理士資格準拠 実験・実習で学ぶ心理学の基礎



 ストループ効果とは何か。簡単に言うと色から得られた情報と文字等の意味から得られた情報が同時に目から入ってきた時に、その2つの情報が干渉して理解するまでに時間がかかる現象のことをストループ効果と呼びます。

 実際の実験演習では、「赤」「青」「緑」の文字と、色を使います。
 黒色で書かれた文字を読みあげる時間と、青色で書かれた「赤」や緑色で書かれた「青」というように、文字の読みと実際の文字色が違う場合に、文字を読みあげる時間や文字の読みを無視して文字色を読みあげる時間を測定し、それぞれ比較します。
 その他に文字ではなく、A4の用紙に「■」が青色、赤色、緑色で等間隔で描かれており、その■の色を読みあげる時間も計測して比較します。

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 実際に干渉効果があるのか?ということを確認する実験です。
 文字を読み上げるのは簡単じゃないか、違った色で文字が書かれていても文字の読みをそのまま読むのに干渉効果は発生しないんじゃないか?
 文字の読み(意味)と違う色で書かれている場合に、色の名前を読み上げるのは抵抗があり、時間を要すのではないか?など、仮説を立てます。
 そのたてた仮説通りになったのは~だからだろう。とか、仮説どおりにならなかったのは~だからだろう。と言ったことをなるべく主観だけじゃなくて客観的な視点を入れながら考察してレポートにするというものです。
 事前に配られた資料を読むと、先行研究の結果が書かれているので、他の実験に比べてより書き方のパターンは似てくるのかなと思います。

 実験演習Ⅰでは、近くの席の人同士で3人組や2人組を作って演習に取り組みましたが、実験演習Ⅱでは、講師の方が指定した(学籍番号の近い順になっていたと思います。)3人組で行いました。このあとに記載する3つ目の実験でも同じ3人で行ったのですが、どちらの実験も読み上げたり描いたり、上手くいくようでいかなかったりで笑いながら和気あいあいでやれて楽しかったです。
 実験演習Ⅰよりも実験演習Ⅱのが楽しんでやれる内容が多いように思います。実験演習Ⅰの針が痛かったというのもあるかもしれません(笑)
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目次(どこに何が書いてあるかリンク集)の記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/509283176.html

心理学実験演習Ⅰ-1 ミュラーリヤー錯視についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501365524.html

心理学実験演習Ⅱ-3 鏡映描写(両側性転移)についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501430414.html

心理学実験演習⑭ 参考文献等の探し方についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501472977.html

心理学実験演習⑮ グラフの体裁等及び評価についての記事はコチラ↓
https://sanno-tsushin.seesaa.net/article/501487259.html

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